自然の有り難さ

自由な不自由。 涼のラブ・ソング#2

35歳
WEBデザイナー
好きな偉人:アインシュタイン
 

何か、

なんでもいいから、

ザラザラで
湿っている

感触を味わいたくて
この知らない町にやってきた。

喪失感を味わうためなのか?

ちょっと違う、

不満足って何かを知るために。

そう、不自由を味わいつくして
自由を思い出す。

リアルヲモトメテル

山の中に一旦足を踏み入れると、
ひたすら歩き続けるしかない。

前へ前へ、上へ上へ

永い年月を経て

積み重ねられた

森の絨毯を踏みしめると

味わったことのない

安心感を得た。

と同時に、それは

人が足を踏み入れていないということ。

皆が踏みしめて来た道は
安全で確かな道。

新しい道を創るには、

勇気と覚悟がいる。

正確な地図とコンパスを持ち

迷った時には、直感を頼りに。

何が起こるのかわからない世界。

でも、前へ進むしか道はない。

道を探して、

道を外れないように、

運が良ければ、

親切な道案内のおじさんに

出会うかもしれないし

立てたばかりの

見やすい標識を

見つけるかもしれない。

運に見放されたように感じたら、

とにかく

太陽を見つけて歩き続けよう。

つまずいて、転んで、

雨が降って、

足元が泥だらけ、

全身がずぶ濡れになっても、

目の前が霧に覆われて、

何も見えなくなっても。

不安を感じながらも、

自分を信じて。

思う通りにいかない道も

自分を信じて

前に進んで行けばいい。

気がつけば、

目の前に、

思いがけない絶景が広がる時がくるだろう。

登りつめた後は、

下へ下へ

自分が、もといた世界へ。

下へ下へ。

転がりそうになりながらも
地面に足をつけた時、

自分の居場所があることに

安心した。

早く戻ろう。

覆い隠すものを

全部振るい落とし

ありのままの自分が

ここにあるのを感じた。